LUNDAHL TRANSFORMERSのこと

LUNDAHL(ルンダール) TRANSFORMERS は、スゥエーデン人の電気工学技術者 Lars Lundahl とその妻 Gunnel によって 1958年に設立されました。当初は自宅のガレージが工場だったそうです。現在では子息の Per が後を継いでいます。

LUNDAHLトランスは、ボビンレスという独自の構造と優れた巻線技術によって、他メーカーの同等品に比べて圧倒的に小型サイズに仕上がっているばかりでなく、繊細で独特なヨーロピアン・サウンドを醸し出してくれます。ヨーロッパやアメリカの多くのプロ・オーディオ・メーカーに支持されていることでもその実力がわかります。

lundahl

LUNDAHL の工場はストックホルムの北東、ノルテリエにあります。意外とこじんまりした工場で、従業員は30人ほどです。職人はトランスごとに担当が決まっていて、手が空いたから他の担当を手伝う、ということは無いんだそうです。 またスゥエーデンには “残業” という言葉が無いらしく(笑)、どんなに受注残があっても定時にはみんな帰ってしまいます。夏休みは7月まるまるひと月取るので、この時期の発注には気を遣います。

こういう状況なので、たとえばひとつの製品に大量の注文が重なってしまったりすると、それこそ “いつ出来るかわからない” 状態になるのは容易に想像がつきます。こちらからの納期問い合わせに対して回答が無い場合は、たぶんあちらでも「出来たときが納期」としか答えようが無いのです。

ご注文いただいたトランスの納期や、いま品切れのトランスの納期などをお問い合わせいただいても、はっきりとお答えできないのはこちらとしても心苦しいのですが、本当に “わからない” のです。納期がシビアな場合は十分に余裕をもっていただくようにお願いするしかありません。

 

ということで、当社でも LUNDAHL の在庫は早めに補充するようにはしているのですが、品切れが長いときはこうした状況をお察しいただいて、気長にお待ちいただければ幸甚です。