アナログ・デバイセズから、『OPアンプ大全』という5巻セットの解説書が発行されているのはご存知の方も多いでしょう。これからOPアンプを使った回路設計を勉強しようとする方には非常にわかりやすく、また回路例が実践的なので既に回路設計に携わっている方にも良いガイド本になります。和訳も専門の技術スタッフが手掛けたというだけあって違和感がありません。
以前は岡村廸夫氏の『OPアンプ回路の設計』『続・OPアンプ回路の設計』がこの手のバイブルとして有名で、私もボロボロになるまで読んだものですが、この『OPアンプ大全』は5巻セットで、体系的に幅広くまとめられており、新たなバイブルとなるのではないかと思います。私もこれを見つけてすぐに個人的に揃えました。
ちなみに、こうした「自分の身になる書籍」は会社の経費で買ってはいけません。これがないと仕事にならない、というものは多少高くても自腹で揃えましょう。でないと転職したときにすべて置いていかなくてはならなくなり(持って行ったら横領になります)、改めて一から揃えようとすると、とんでもない金額になります。また最悪の場合、既に絶版ということもあります。私のサラリーマン時代は小遣いのほとんどはこうした技術書で消えていきましたが、そのおかげで書棚の本はほとんどが私物です。
そしてお得なお知らせ(笑)
この『OPアンプ大全』、今ならpdf版を 無料でダウン・ロードできます。紙の媒体で全巻揃えようとすると¥12,600。なんという太っ腹!これはダウン・ロードするしかないでしょう。
http://www.analog.com/jp/content/op_amp_application_handbook_jp/fca.html
私を含めて既に書籍版を買ってしまった方も、両方あったほうが便利です。電車の中でタブレットで読める、というのはうれしいですよね。