OPアンプ大全

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アナログ・デバイセズから、『OPアンプ大全』という5巻セットの解説書が発行されているのはご存知の方も多いでしょう。これからOPアンプを使った回路設計を勉強しようとする方には非常にわかりやすく、また回路例が実践的なので既に回路設計に携わっている方にも良いガイド本になります。和訳も専門の技術スタッフが手掛けたというだけあって違和感がありません。

以前は岡村廸夫氏の『OPアンプ回路の設計』『続・OPアンプ回路の設計』がこの手のバイブルとして有名で、私もボロボロになるまで読んだものですが、この『OPアンプ大全』は5巻セットで、体系的に幅広くまとめられており、新たなバイブルとなるのではないかと思います。私もこれを見つけてすぐに個人的に揃えました。

ちなみに、こうした「自分の身になる書籍」は会社の経費で買ってはいけません。これがないと仕事にならない、というものは多少高くても自腹で揃えましょう。でないと転職したときにすべて置いていかなくてはならなくなり(持って行ったら横領になります)、改めて一から揃えようとすると、とんでもない金額になります。また最悪の場合、既に絶版ということもあります。私のサラリーマン時代は小遣いのほとんどはこうした技術書で消えていきましたが、そのおかげで書棚の本はほとんどが私物です。

そしてお得なお知らせ(笑)

この『OPアンプ大全』、今ならpdf版を 無料でダウン・ロードできます。紙の媒体で全巻揃えようとすると¥12,600。なんという太っ腹!これはダウン・ロードするしかないでしょう。

http://www.analog.com/jp/content/op_amp_application_handbook_jp/fca.html

私を含めて既に書籍版を買ってしまった方も、両方あったほうが便利です。電車の中でタブレットで読める、というのはうれしいですよね。

 

 

 

EIAJ CP-1201と IEC 60958 のこと

弊社WEB SITE のコラムはちょこちょこと加筆修正しているのですが、今回はAES/EBU規格についての解説を大幅に増やしました。

改めて EIAJ CP-1201 を読み直しながら、現在の状況を確認するためにいろいろ調べたら、けっこう執筆当時と状況が変わっていてビックリしました。

まず EIAJ CP1201 が廃止になっていたこと。EIAJ (現在のJEITA)としては、国際規格である IEC 60958 (旧 IEC 958)と重複するのは避けたいということで廃止としたようです。今後は日本のメーカーも IEC 60958 に準拠を求められるということでしょう。

さらに「ひとつの規格書にふたつの規格」と言われ続けていた IEC 958 が60958と名称を変え、デジタル・オーディオの一般仕様が60958-1、リニアPCMオーディオの民生用(いわゆるSPIDF)が60958-3、業務用(いわゆるAES/EBU)が60958-4 と分冊になったこと。これでスッキリしました。

ちなみに 958 が 60958 になったのは、単に IEC 内の規格番号体系の変更だそうです。それと「60958-2 は?」と思われるでしょうが、-1,-3,-4 の内容が固まった時点で廃止になっています。どんな内容だったかについては既に “参照不可” で確認のしようがありません。

ということでさっそくJSAで購入しようとしたら、60958-1(邦訳版)が¥24,000.、60958-3(邦訳版)が¥44,064.(!)、そして60958-4(英語版)が¥18,970. (いずれも税別)となかなかよい値段です。JEITAの規格書は数千円で買えたのに・・・

まあ規格書なんて大量に売れるものでもないし、逆に必要な人はいくら高くても買わざるを得ないので仕方がない部分もありますね。

 

Mac mini に ubuntu

MacMini

社内で埃をかぶっていた初代の Mac miniがあります。CPU は Power-PC G4 でメモリー512MB。HDD は 40GB。しかも当時なので IDE。さっき久しぶりに電源を入れてみたら遅い遅い(笑)

OS はすでに 10.4.11 でこれ以上のバージョン・アップは不可能です。試しに iPod をつないだら iTunes のバージョンが古すぎて使えませんと拒否されました(爆)。

ネット・サーフィンで使うにもブラウザのバージョンも上げられないので、セキュリティ面で不安があります。ネットでいろいろ情報を探してみましたが「いまさら使い道はありませんねぇ」の回答ばかり。確かにそうですよね。

でもこのまま燃えないゴミというのもなんだかなぁ、という感じ。そこで、ひょっとしたら PowerPC用の ubuntu なんてあるんじゃなかろうか、と捜してみたらやっぱりありました。

PowerPC用の ubuntu は正式版ではないけれどユーザーによってサポートが続けられていて、最新版の ubuntu 12.04 LTS がアップされていました。

大体、非力なハードウエアこそ ubuntu の出番だ、ということでさっそくインストール開始。これで生き返ってくれれば恩の字ですが、果たして・・・

 

(追伸)結論から言うと、動いたことは動いたんですが、MAC OSX より遅かった orz  世の中そう甘いものじゃありませんでした。ということで、MAC OSX を再インストール中・・・

 

Rupert Neveから

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Rupert Neve added his iconic transformers to the brand new Portico 5101 MIDI-Thru box.

The Portico 5101 now gives you the opportunity to benefit from Rupert Neve’s transformer in the MIDI signal path, so that your MIDI controllers and instruments will sound “fatter” than ever.

The box features a MIDI In and two MIDI Thru 5-pin DIN connectors. The price has not been announced.

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ルパート・ニ-ヴからMIDI信号をトランスでアイソレーションするボックスが発売されるらしいです(ニヤニヤ)

MIDI信号をこれに通すと音がファットになる? へぇ~(ニヤニヤ) なになに? 発売は2014年4月1日? へぇ~(ニヤニヤ) ニーヴおじさん、いろいろカマしてくれますねぇ!

 

 

製品新価格についてのお知らせ

平成26年4月1日から消費税率が8%になりました。エイプリル・フールならよいのですが、残念ながら現実ですw

弊社の『製品価格表』の税込み表示が変更になるので、新しい価格表をアップしてあります。税抜きの本体価格に変更はありません(便乗値上げはしていませんよw)。

LUNDAHL トランスに関しては、税込みの販売価格は据え置きとしました。実質値下げです(データ・ベースの書き換えが面倒だったという説もあります)。ただし送料と代引き手数料にも消費税がかかっているので、その分だけご負担が増えることになります。

いままで東京都内は¥700.でお送りできましたが、¥720.になります。¥800.のエリアは¥830.です。代引き手数料は¥600.が¥620.になります。増税分は弊社を右から左に通過していくだけなので、弊社が儲かるわけではありません。悪しからずご了承ください。